環境研究総合推進費 戦略的研究開発課題(S-21)

生物多様性と社会経済的要因の
統合評価モデルの構築と
社会適用に関する研究 Development of an lntegrated Assessment
Model linking Biodiversity and Socio-Economic Drivers,
and its Social Application

代表挨拶 研究代表挨拶全文

本研究プロジェクト(S-21)は、2021年8月に環境省側が作成した戦略的研究開発(FS)のための行政ニーズ文書「生物多様性と社会経済課題を統合的に扱う評価手法の構築に関する研究」において明記された、将来シナリオ分析の時空間スケール、社会経済活動と生物多様性・生態系サービスの統合的な評価といった組み込むべきテーマに対応すべく、立ち上げられたものです。合計で5つのテーマ、合計20のサブテーマから構成されており、2023年8月時点で、約140名からなる研究プロジェクトとして、研究が進められているところです。


FS期間中には、2022年12月に生物多様性条約第15回締約国会議で採択された「昆明・モントリオール生物多様性枠組」(GBF)が採択され、それを踏まえて我が国では「生物多様性国家戦略2023」が2023年3月31日に閣議決定されました。ただし、ネイチャーポジティブの具現化やGBFで定められた23の目標を国や地域レベル、さらには民間セクターで適用していくには多くの課題があり、S-21での研究を通じて今後の生物多様性の国家戦略や地域戦略の見直し、民間セクター等による自然関連財務情報開示(TNFD)に貢献していきたいと考えています。


公益財団法人地球環境戦略研究機関(IGES)

齊藤 修
研究代表挨拶全文

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